ブログ
和菓子の四方山ばなし ~その一 博多水無月~
その昔、夏を越すことはとても大変なことでした。
疾病や食中毒、 水不足など人々を脅かす事から逃れる為に、人々はお祓いや夏越の祭りを行い、無事に夏が越せるよう祈りました。
そんな夏を迎え撃つのに、希少な小豆を使った菓子を食べて滋養を付けようと作ったのが、水無月という菓子の始まりだと言われています。
博多水無月は、福岡市和菓子組合の傘下である「和菓子研究会」が「小豆とわらび粉を使って笹で巻く」 このことだけを決め事とし、配合、原材料、笹の巻き方などは各店のオリジナルです。50年後、100年後に博多の街で当たり前のように食べられ親しまれる菓子を目指して、平成11年から始めました。今年で25年目になります。
▼博多水無月の商品紹介ページはこちら
兎月 和菓子職人